草の根・人間の安全保障無償資金協力 贈与契約署名式
令和2年12月17日




11月24日及び12月16日、草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約の署名式が行われ、モギリョフ地域診断治療センター(11月24日)、ソリゴルスク地区中央病院(11月24日)、バラノビチ市病院(12月16日)、チェルヴェン地域社会サービスセンター(12月16日)に対する贈与契約が署名されました。署名式には德永博基駐ベラルーシ日本国特命全権大使及び各病院の代表が出席しました。
モギリョフ地域診断治療センターの案件は超音波診断装置一式の更新のために35,350ドルが供与されます。同病院は、モギリョフ市及び同市近隣地区の住民、約20万人に対し医療サービスを提供しています。本案件を通じ取得する超音波診断装置により診断効率が改善し、検査数は年間2万4千件から2万5千件に増える見込みです。
モギリョフ地域診断治療センターの案件は超音波診断装置一式の更新のために35,350ドルが供与されます。同病院は、モギリョフ市及び同市近隣地区の住民、約20万人に対し医療サービスを提供しています。本案件を通じ取得する超音波診断装置により診断効率が改善し、検査数は年間2万4千件から2万5千件に増える見込みです。

ソリゴルスク地区中央病院の案件は新生児治療用保育器二式の更新のために72,568ドルが供与されます。同病院は、ソリゴルスク市及び同市近隣地区の住民約13万人に対し、医療サービスを提供しています。本案件を通じ取得する保育器により、同病院で治療を受ける年間約250名の新生児(低出生体重児を含む)が裨益します。

バラノビチ市病院医療機材整備計画の案件は超音波診断装置一式、ビデオ内視鏡医療システム一式の更新のために78,025ドルが供与されます。同病院は、バラノビチ市及び隣接する他の地域の住民約38万人に医療サービスを提供しており、同地域で最大の医療施設です。本案件で取得する超音波診断装置により検査効率が高まることから超音波検査数は年間約14万6千件から16万3千件へと増加する見込みです。またビデオ内視鏡の更新により内視鏡検査数は年間約6500件から7000件へと増加する見込みです。

チェルヴェン地域社会サービスセンターの案件は、特別車両の更新のために35,220ドルが供与されます。同センターは、チェルヴェン地区の住民のうち高齢者や障害者など約2500名に対し福祉サービスを提供しています。特別車両の更新により、高齢者や障害者の同地域内の安全な移動が確保されます。


ベラルーシでは2004年から草の根・人間の安全保障無償資金協力が実施されています。今回署名された4件を含め、これまでで合計56件、総額約400万ドル(4 308 999)の支援が行われ、ベラルーシ各地の病院で合計200台以上の医療機材の導入や更新に役立てられています。