【大使館からのお知らせ】ベラルーシからの陸路での出国に関して(3月10日)

令和4年3月10日
 3月3日、日本政府は、ウクライナとの国境付近に対する危険情報「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(引き上げ)」、ウクライナとの国境周辺地域以外のベラルーシ全土に対する危険情報「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)」を新たに発出しました。
ベラルーシに滞在中の邦人の皆様におかれましては、必要かつ急を要する用務等がない場合には、ベラヴィア航空等のフライトによる早めの帰国の是非を検討されるよう改めてお願いします。
 
陸路で近隣諸国へ出国を希望される方は、当館にて把握している以下の情報を参考にしてください。
 陸路については、当地からの出国は徒歩ではできません。シェンゲンビザを所持している運転手付のレンタカーや定期運行バスをご利用ください。
ご家族に外国籍の方がいる場合のビザの必要の有無については、必ず事前にシェンゲンビザを発給している国の大使館にご確認ください。

[ I ] 当地では、滞在ステータスによって陸路での出国の手続きが異なっておりますので、ご注意ください。また、現下の情勢や新型コロナウイルスの規制により、状況が日々変化しておりますので、陸路で出国を検討する場合には、下記1~3のいずれの場合であっても、必ず関係機関に事前に確認をしてください。
 
1 当地での在留ステータスが「временное пребывание」の方
 特段の書類は必要ないとのことです。
 
2 当地での在留ステータスが「временное проживание」または「вид на жительство」の方
特別の事情(※)が確認できる書類の提示(ベラルーシ語またはロシア語)があれば、3ヶ月に1回の陸路での出国が認められております。なお、3月10日に当館がベラルーシ共和国国境委員会確認した時点では、日本に帰国する場合、日本国旅券と日本までの航空便のEチケット(及びベラルーシ出国直後の入国先が日本国旅券保持者への査証免除を認めていない場合は同国の査証)があれば出国の要件を満たす旨回答を得ていますが、当該ステータスの方で陸路での出国を検討している場合には、ご自身でも必ず事前にベラルーシ共和国国境委員会に確認をするようにしてください。
※出国先での就労、留学等。その他個別の事情は、必ず事前にベラルーシ共和国国境委員会に確認をするようにしてください。
 
ベラルーシ共和国国境委員会HP:https://gpk.gov.by/
 
3 空路でビザ無し制度を利用して入国した方
 空路でビザ無し制度を利用して入国した方は、原則空路で出国する必要があります。
 陸路で出国をする際には、出国ビザが必要となりますので、滞在先を管轄する国際移民局(オギーム)にご確認ください。
 
[ II ] 周辺各国の入国については、以下を参考にしてください。
以下の情報は、現時点での情報となります。出国のタイミングによっては変更となる可能性もありますので、出国する際は、必ず当地にある当該国の大使館等に最新情報をご確認ください。
なお、新型コロナウイルスの水際対策に関連して、日本に帰国する際は、出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書が必要となります。(厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
出国前72時間以内に受けた検査の結果の証明書は、ベラルーシで取得をしても日本入国の際は、無効となりますので、必ず航空機に搭乗する国で検査証明書を取得してください。また、日本までの航空便を予約される際には、陸路による出国先でのPCR検査と結果の受け取りに必要な日数を考慮してください。
各国での検査機関の情報は、それぞれの日本国大使館HPに記載されておりますので、必ずご確認ください。
 
1 リトアニア
(1)利用可能な国境検問所:ベラルーシ側Каменны лог(Kamenny log)、リトアニア側Myadininkai(Medininkai)
(2)リトアニアへの入国には、EUが承認するワクチンの接種証明が必須です。ワクチン接種証明書を所持していない方は、陰性証明書が必要となりますので、必ずご準備ください。
ア EUが承認しているワクチン接種または回復に関する有効な相互運用可能なEUデジタルCOVID証明書(紙媒体または携帯端末)、医療機関・接種国が発行する正式なワクチン接種証明書、国際予防接種証明書のいずれかでEU公用語で作成されているもの。日本で発行されたワクチン接種証明書も有効です。
※EU適用のワクチン:COVID-19 Vaccine Jassen、Comirnaty、Spikevax、Vaxzeviria、Covishield、Nuvaxovidのいずれか。
イ リトアニア入国前72時間以内の鼻咽頭ぬぐい液RT-PCR検査
※当地では鼻咽頭ぬぐい液(ロシア語:Мазок из
носоглотки、英語:Nasopharyngeal Swab)での検査は一般的ではないため、受診先の医療機関に必ずご確認ください
 (3)上記(2)アまたはイのいずれも準備が出来ない場合には、対応を検討しますので、以下の情報と共に当館まで連絡をお願いします。
ア 氏名
イ 生年月日
ウ 旅券番号
エ 国籍
オ 当地での在留ステータス
カ 当地での在留ステータスが「временное проживание」または「вид на жительство」の場合、ベラルーシ共和国国境委員会への照会状況(陸路出国のための特別の事情が確認できる書類に関する情報の照会と同委員会からの回答内容)
キ 空路でビザ無し制度を利用して入国した方の場合、国際移民局(オギーム)への出国ビザ申請状況
ク 鼻咽頭ぬぐい液RT-PCR検査について照会した医療機関名
(4)その他
 入国に当たっては、事前に在リトアニア日本国大使館のHPをご確認ください。
 https://www.lt.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
 
2 ラトビア
(1)利用可能な国境検問所:
ア ベラルーシ側Григоровщина(Grigorovshchina)、ラトビア側Paternieki
イ ベラルーシ側Урбаны(Urbany)、ラトビア側Silene
(2)ラトビアへの入国には、以下のいずれかの書類が必要となりますので、必ずご準備ください。
ア ワクチン接種または回復に関する有効な相互運用可能なEUデジタルCOVID証明書(紙媒体または携帯端末)。
※EU適用のワクチンについては、上記1 リトアニアの(2)アをご覧ください。
イ 米国、英国、オーストラリア連邦、ニュージーランド、カナダで発行されたワクチン接種または回復証明書
ウ 陰性証明書(ラトビア入国前72時間以内に検査したPCR検査陰性、または48時間以内に検査した抗原検査陰性)。
 なお、日本で発行されたワクチン接種証明書は入国時の書類として有効ではありません。
 (3)その他
 入国に当たっては、事前に在ラトビア日本国大使館のHPをご確認ください。
 https://www.lv.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
 
3 ポーランド
  現在、ベラルーシから陸路で入国可能な外国人は限定されており、ベラルーシに滞在する日本人は原則、陸路でのポーランド入国が禁じられております。
 陸路で近隣諸国へ出国を検討されている方は、リトアニアかラトビアへの出国をご検討ください。
 在ポーランド日本国大使館HP:https://www.pl.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
 
 
各国境検問所は、連日大型トラックの大渋滞が発生しており、不測の事態が発生する可能性も否定できませんので、可能な限り商用便での出国を推奨いたします。
 ベラルーシの国境から約30kmはボーダーゾーンに指定されており、無許可で立ち入った場合、治安当局に拘束される可能性がありますが、越境目的の場合は、この限りであはりません。
※参考:ベラルーシ国家国境委員会公式ホームページ(ボーダーゾーンについて)
https://gpk.gov.by/en/border-zone-borderline/
 
「在留届」を提出した方で帰国、移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login
 
 
外務省海外安全ホームページ
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T024.html
(携帯)==> http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2022T024.html