第5回日本映画上映会(《Art Corporation》主催)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2016年3月31日より4月3日の四日間,ミンスク市の映画館《POBEDA》(ul. Internatsional'naya, 20, Minsk)にて,映像・舞台芸術センター《Art Corporation》主催による日本映画上映会が開催されます。5回目となる今年は,山田洋次監督による松竹映画の名作『男はつらいよ』シリーズの作品を上映いたします。
同シリーズは1969年の第一作より,渥美清の主演で48本が制作されており,同一俳優主演による作品数において最も長い映画シリーズとしてギネスブックにも登録されています。今回上映されるのは,この中の第一作『男はつらいよ』を含む計四本です。また,会場ロビーでは今回の上映にちなみ,新聞《論拠と事実 Argumenty i fakty》紙のプロジェクトによるセルゲイ・ミリューヒン氏の写真展《今日の日本 Yaponiya segonya》も開催されます。
《Art Corporation》による日本映画上映会は2012年からミンスク市で毎年開催されており,これまでに今村昌平監督作品,木下恵介監督作品,現代日本映画,松竹名作映画が特集上映されています。共催・後援団体としては,《Japan Tobacco International, S&D》社,国際交流基金,在ベラルーシ日本国大使館が参加しています。
上映の詳細につきましては《Art Corporation》(+375 17 233 98 74,artcorporationinfo@gmail.com)にお問合せください。
上映予定
写真展《今日の日本 Yaponiya segonya》オープニング- 3月31日(木)18:30
3月31(木) 19:00男はつらいよ muzhchine zhivyotsya trudno, nash slavny brodyaga tora-san
1969年,91分 監督:山田 洋次
出演:渥美 清,倍賞 千恵子,志村 喬,広川 太一郎,光本 幸子
昭和44(1969)年公開のシリーズ第一作。「フーテンの寅」こと車寅次郎は,16歳で家を飛び出して以来,テキ屋を生業に全国を渡り歩く毎日を送っている。ある日,20年ぶりに突然故郷である東京・葛飾柴又に戻ってくる寅次郎。実家の団子屋「とらや」で懐かしい面々と再会を果たし,感動したのもつかの間,妹さくらの縁談をぶち壊して再び旅の途へ。奈良で幼馴染の冬子に出会い,恋に落ちる寅次郎であったが...。
男はつらいよ 寅次郎相合い傘 tora-san i lyubov' pod zontom
1975年,90分 監督:山田 洋次
出演:渥美 清,倍賞 千恵子,船越 英二,浅岡ルリ子
シリーズ第15作目。かつて恋した旅回りの歌手リリーに再会した寅次郎は,知り合った蒸発志望の中年サラリーマン兵頭と共に,青森から北海道へ渡る。気ままな旅道中を楽しむ三人であったが,リリーと寅次郎は喧嘩別れしてしまう。再びリリーが寅次郎を追って柴又に現れ,今度こそ二人の仲は上手くいくと周囲が期待した矢先...。
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け voskhod i bagryany zakat toradziro
1976年,109分 監督:山田 洋次
出演:渥美 清,倍賞 千恵子,宇野 重吉,太地 喜和子
シリーズ第17作目。飲み屋で見かけたみすぼらしい老人を哀れに思い,とらやに連れ帰った寅次郎。老人が日本画の大家・池ノ内であると分かり,残された絵をめぐってとらやは大騒ぎに。再び旅に出た寅次郎は,播州龍野で池ノ内に再会。乞われて受けた接待の席で芸者ぼたんと意気投合するが...。
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 tora-san, religiya, lyubov'
1983年,105分 監督:山田 洋次
出演:渥美 清,倍賞 千恵子,松村 達雄,中井 貴一,杉田 かおる,竹下 景子
シリーズ第32作目。妹さくらの義父の墓参りで訪れた備中高梁で,寺の住職の娘・朋子に一目ぼれした寅次郎。父の住職には気に入られ,二日酔いの住職に代わり法事を務め上げ,寺に住み込むことに。義父の三回忌でやって来たさくらたちは法要で寅次郎の姿を見て仰天してしまう。一方住職には,勘当同然で追い出した長男・一道がおり,その恋人ひろみは,父を支え酒屋を切り盛りしていた。
作品はいずれも日本語音声,ロシア語字幕付きで上映されます。