平成28年度外務大臣表彰の実施

平成28年11月22日
H28外務大臣表彰式
H28外務大臣表彰式

2016年11月6日,ミンスク市の国立現代芸術センターにて,NPO法人・東洋伝統文化協会「葉隠」理事長,スヴャトスラフ・ガエフスキー氏に対する平成28年度外務大臣表彰式が実施されました。

外務大臣表彰は,我が国と諸外国との友好親善関係促進において特に顕著な功績のあった日本国内外の個人及び団体に対して行われ,その功績を称えるとともに,その活動に対する一層の理解と支持を国民各層に求めることを目的とするものです。ガエフスキー氏は,ベラルーシで初の外務大臣表彰受彰者となりました。

ガエフスキー理事長は,松濤館空手道五段所有者で,ベラルーシ伝統空手道連盟指導員を経て,現在ミンスク市空手道連盟技術委員会主任を務めています。そのかたわら,1994年にベラルーシにおける日本の伝統文化紹介を目的として葉隠を設立し,以来理事長として20年以上にわたり,武道教室や日本語講座,各種文化教室を運営して日本関連文化・教育事業の実施に尽力してきました。葉隠は2002年からNPO法人となり,活動の幅を広げています。武道教室では空手道,居合道,合気道,文化教室では坐禅,茶道,書道,墨絵,着物,囲碁,将棋などを対象とした稽古やワークショップが開かれており,幅広い層の参加者を集めています。ガエフスキー理事長が長年にわたり取り組んできたこうした活動は,日本とベラルーシの友好親善と両国民の相互理解に大きく貢献するものと評価され,今般,同理事長に対する外務大臣表彰が決定されました。

授与式にはセニュータ・ベラルーシ外務省アジア・豪州・洋州局副局長ほか,文化関係者らが出席し,岸田文雄外務大臣からガエフスキー理事長への表彰状を德永駐ベラルーシ大使が授与した後,来賓の桂裕子茶道裏千家教授もお祝いの言葉を述べました。これを受けて同理事長は,今後も日本とベラルーシの相互理解促進のため,一層の精進をしていく旨,決意を述べました。

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在ベラルーシ日本国大使館

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