平成29年度在外公館長表彰の実施


日本とベラルーシが外交関係を樹立して25周年を迎えた2017年,在ベラルーシ日本国大使館は,二国間関係の発展に貢献してきたベラルーシの二団体に対して,在外公館長表彰を行うことを決定しました。
ベラルーシ国立舞踊ギムナジウム・専門学校は,ベラルーシで唯一,バレエダンサーを養成する専門教育機関で,70年以上に亘って卒業生を送り出してきました。また,同校は長年に亘り日本からの留学生を受け入れており,現在も10名を越える日本人留学生が在籍しています。留学を終えた日本人学生は,帰国して国内のバレエ団で活躍するほか,ベラルーシに残り,国立ボリショイオペラ・バレエ劇場や国立音楽劇場の団員となる例もあります。このように長年継続して日本人留学生を迎えてきた教育機関はベラルーシで他に例がなく,日本とベラルーシの友好促進に対する貢献が評価されたことが,今回の表彰の理由となりました。
ベラルーシ国立舞踊ギムナジウム・専門学校への在外公館長表彰式は,11月9日,同専門学校のホールで実施されました。表彰式は日本大使館が実施する日本文化フェスティバル「ベラルーシにおける日本の秋」のイベント「尺八・ピアノコンサート」の冒頭に実施され,德永博基在ベラルーシ日本国大使よりドゥセンコ校長に表彰状が授与されました。同校長に続き,ベラルーシ共和国文化省代表が挨拶を行った後,日本人留学生を含む生徒たちによる踊りが披露されました。


もう一件の表彰の対象となったのは,ベラルーシ・日本友好協会です。同協会は,ベラルーシと各国の友好を促進する非営利団体であるベラルーシ対外友好文化交流協会に所属しており,旧ソ連時代の「ソ連・日本協会」ミンスク市支部が基盤となって1992年に設立されました。日本との交流は30年以上に亘り,この間,ミンスク市の姉妹都市である仙台市からの代表団など,ベラルーシを訪問する日本の団体を迎えての交流行事を実施しているほか,協会メンバーによる日本文化をテーマにした文化行事の実施など,数々の実績があります。
ベラルーシ・日本友好協会への在外公館長表彰は,協会の拠点となっている友好会館で12月21日に実施された日本の天皇誕生日を祝う夕べの場で行われました。德永大使より協会の創設以来運営に携わってきたガリーナ・ペトケヴィチ氏へ表彰状が授与され,現在協会代表で,2016年まで6年に亘り駐日ベラルーシ大使を務めたラフマノフ上院国際関係・国家安全保障常任委員会委員長をはじめとする来賓からの挨拶が続きました。また,催しでは日本語学習者による日本語の歌や詩の朗読,日本公演の実績をもつアマチュア合唱団「ポリフォニカ」の合唱も披露されました。
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