令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ゴメリ州臨床がんセンター大腸内視鏡整備計画」供与式の実施
令和7年10月14日
10月9日、ゴメリ市で草の根・人間の安全保障無償資金協力による「ゴメリ州臨床がんセンター大腸内視鏡整備計画」の機材供与式が行われました。供与式には山本大使、チシコヴァ院長をはじめ同センターの多くの医療関係者が出席しました。
供与機材
供与機材
ゴメリ州臨床がんセンターが所在するゴメリ州では、1986年に発生したチョルノービリ原発事故により、大腸がん等の発症率が依然として高いため、ゴメリ州臨床がんセンターでは疾病の早期発見に取り組んでいます。診断・治療に必要な大腸ビデオ内視鏡を追加導入するため、本計画により日本政府から総額123,654ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援が実施されました。本計画により、大腸ビデオ内視鏡を用いた検査数が年間約1.8倍増加し、ゴメリ市の住民に対する医療サービスの水準が向上します。
日本政府は草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、同事故の被災者に直接裨益するよう、ベラルーシに過去約20年間で62件に及ぶ様々な案件を実施してきました。本プロジェクトを通じて、今なお事故の被害に苦しむ方々やその家族を支援するとともに、日本とベラルーシの人々の交流が拡大することを願います。