日本文化フェスティバル「ベラルーシにおける日本の秋2016」:ご挨拶

在ベラルーシ日本国大使館を代表しまして,皆さまを日本文化フェスティバル「ベラルーシにおける日本の秋2016」にお迎えいたします。今年も9月から11月の間,伝統文化からポップカルチャーまで,日本文化のさまざまな面をご紹介いたします。これまで「日本の秋」にご参加いただいた日本人ゲストの皆さまが,ベラルーシご滞在に良い印象をもたれ,喜んで再びフェスティバルに参加してくださることを嬉しく思っております。また,行事を企画・実施されるベラルーシの参加団体の熱意と限りない創造力にも,心から感謝の意を表明いたします。こうした方々のお陰で,「ベラルーシにおける日本の秋」は一層多彩で充実したものとなっております。
私自身にとりまして,今回は初めてのベラルーシにおける日本文化フェスティバルとなります。皆さまとお目にかかれることを大変楽しみにしております。今年のフェスティバルが皆さまにとって楽しく,忘れられない印象を残すものとなりますことを願っております。

皆様 お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。 何故こういう出だしでのご挨拶をと不思議に思われる方もきっとおられる事と存じます。実は、今年で3度目、親愛なるベラルーシの皆様と又お会いできるチャンスをいただけたのですから。お元気でいらっしゃいますかなんて社交辞令はもうしあげたくありません。茶道紹介という場面の中でおそらくたった3分あるいは3秒かもわかりません。きっと皆様お一人お一人と、そして皆様どうしもお互いに生涯忘れられない本当の深いこころの触れ合いが無理なく生まれるに違いないと信じている私です。どうぞ皆様、お茶を 一服。心からお待ちしております。

今年もまた、在ベラルーシ日本国大使館の「日本の秋」に参加させていただけますこと,大変うれしく思っております。先日の「リオデジャネイロ・オリンピック」では,女子レスリング63キロ級でベラルーシのマリア・ママシュク選手と日本の川井梨紗子選手の決勝戦で,ママシュク選手のユニフォームに大注目しました! ベラルーシ国旗を着ているような感じだったのです。見ているこちらも手に汗握って力が入りました。さて,私は今回,「きものを通して日本文化を語る」ことになりました。日本が伝統の中で育み伝えてきた,人生の節目の行事(初宮参り,七五三,十三参り,成人式,結婚式など)と年中行事(お正月,雛祭り・女の子のお祝い,端午の節句・男の子のお祝い,七夕など)のいわれと装いをご紹介いたします。ベラルーシと日本との友好がさらに深まることを願いつつ。

日本文化愛好者の皆さま,
恒例となりました在ベラルーシ日本国大使館のフェスティバル「ベラルーシにおける日本の秋」にゲストや参加者の皆さんをお迎えすることを嬉しく思います。「ベラルーシにおける日本の秋」は私たちにとって,ベラルーシ・日本の両国民が友好関係を深める上で,重要な文化イベントです。ベラルーシにおける「文化の年」である2016年のフェスティバルは,「日出ずる国」の豊かな文化と独特の伝統に触れる機会を与えてくれます。私たちは他国の文化を知ることで,自国の文化をも知ることになるのです。「日本の秋」は私たちに新しい,記憶に残る出会いとインスピレーションを与えてくれます。人々をお互いより近づけることこそが,「日本の秋」のもつ力なのです。
日本の秋の息遣いを感じてください!

ベラルーシの皆様、
僕の音楽はクラシック,ジャズ,プログレッシブロックなどに影響を受け,そこに日本のモダンなテイストを含めた新しい音楽のジャンルです。そして全く違う文化の地へ旅をする事こそが曲を生み出す時に一番のアイデアの材料になります。去年ベラルーシに訪れてみて素晴らしさ,日本との文化の違いにとても興味を持ちまた今年も来たいと思い,願いが叶いました! 今年リリースした新しいアルバム「Vortex」の中に収録している新曲も演奏しますので楽しみにしていて下さい。ベラルーシと日本の友好を願って。一期一会。

今回の公演では私の尺八に加えて,箏の演奏も聴いて頂けます。尺八は僧や瞑想と関係の深い管楽器ですが,箏はサムライや民間の家でも広く愛好された絃楽器で,華やかな音色を持っています。二つの楽器の共演も含め,それぞれ古典,現代,自作曲も演奏します。私の好きなベラルーシに招いていただくのは三度目ですが,皆様の人柄に触れ,来る度にベラルーシの事が,さらに好きになっ ていきます。そして今回はどんなドラニキを食べるか,ジャガイモの美味しさに触れる事は私個人にとって重要な事のひとつです。今年もまた一歩ベラルーシと日本の友好が深まりますように。
ベラルーシにおける
日本の秋
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